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2010年8月からアメリカに留学します。留学の準備に加え、どのような学生生活をしているかを中心とした記録となっております。
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4/13/2010

文系大→理系大学院

※この内容は大卒以上の学位を保有した人にあてはまる事柄です。

学士を持ってない人はまず大学院の専攻にあった学士をとるべし。CSなんか特にそう。
理系の大学院に留学するに当たって、文系大学卒の人間は、必ずしもすんなりと入学できるわけではない。(文系大学院留学となると話は違ってくるのだが…)

必要な知識
専攻を変えることになるために生じる障壁はもちろん、その専攻の前提となる知識(academic background)が不足しているということ。理系大卒といっても専攻を変える場合も同じことが起きる。

僕の希望する専攻はコンピュータサイエンス。コンピュータサイエンス大学院の選考において、ほぼ共通する前提知識は以下の通り。

数学ほぼ共通
微積分1・2 離散数学

大学により、
線形代数 統計学 etc

コンピュータほぼ共通:
コンピュータサイエンスの基礎
プログラミング言語
コンピュータアーキテクチャ
データストラクチャ
オペレーティングシステム

大学により、
アセンブラ言語
ソフトウェア工学
プログラミング言語のコンセプト etc

大学のadmission requirementとしてこれらのprerequisite coursesが明記されている。もちろん各大学により必要なコースの種類や量が異なってくる。
※graduate school共通のサイトにあるadmission requirement、もしくは各カレッジ・専攻のウェブサイトのadmission requirement参照。どっちかに明記されているはず。大抵は後者のほうに載ってる。はじめはこの違いが分からなくて困りました。

対策
これらのコースの単位を持っていない人はどうするか?選択肢はいくらかある。 思い付くのは…

1.日本の大学で必要な単位の取得
アメリカで奨学金とかをもらうのでなければ日本の方が費用は浮くだろう。今は科目履修とかで学ぶことができる大学もある。

2.アメリカの大学で単位取得 大学院留学への下地を作ると言う意味では有用。英語で学べるし。でも金がかかる。といっても今はオンラインで学ぶこともできる。

3.職歴でカバー 大学院によっては職歴をアピールすることもできる。専攻によっては必須と言ってる所も。

4.条件付き入学 大学院のコースに入る前にしばらくその大学の必須科目を履修し、その後大学院レベルのコースが始まる。もしくは大学院と大学のコースを平行して行う。これが最もスムーズなやり方だと思う。

*ブログ主はこの条件付き入学をしました。 2011年2月現在、大学のCSの授業を履修しています。2011年秋セメスターから大学院過程が始まります。

思い付くだけ挙げてみたけどアカデミックバックグラウンドの壁を乗り越える方法は他にも有るかもしれない。

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